「紙」で月旅行にいけるかも?

No.022 そっと伝えたい、クラフトの秘密

/ お伝えする人:ケンジ /


ケンジです。

おおげさに言うほどではないけれど、

そっと誰かに伝えたくなる、

そんなハンドクラフトやデザインに関わる秘密や不思議を

気ままにお伝えいたします。



マスカラから建築まで

本日、スポットをあてるのは「紙」です。

紙はいろいろな場所で、いろいろな用途に使用されていますが、

調べてみると結構おもしろいです。

マスカラにも使われていました!

参照

https://paperself.com/



さて、今回は、その中でも、

紙を部分的にではなく、まるごと活用している事例をご紹介いたします。




自然まるごと紙

Woodlucker


よ~くよく見てください。

よく見ても分からないくらいな本物感。


全部、紙なんです。


紙とハサミと絵の具だけで創作されたこの作品は、

Ann Woodさんと、Dean Luckerさんというアーティストが共同で設立した

「Woodlucker」というユニットの作品です。

アメリカのミネアポリスにスタジオがあり、

植物以外ににも、昆虫や羽毛など、たくさんの作品を制作されています。

なんとも、リアルで、みずみずしさも感じます。すごい!!!




ネックレスまるごと紙

参照

https://www.vivace-shop.com/


こちらもよ~くご覧ください。

紐を束ねているのではなく、紙を切って紐状に見せているんです。

ですので、紙と紙が交わるところは、

重なっているのではなく、つながっています。


・特殊紙でできているので耐久性・耐水性は安心

・着けていることを忘れてしまうほど軽い

・金属アレルギーの方も、もちろん使用可能

とのことです。納得です。




スツールまるごと紙

こちらは、なんでしょうか?


モレスキンの手帳のようにも見えますが、

ぱかっと開くことができて、

イスになるんです!

参照

http://ducote.net/


開いた時の紙の断面が蜂の巣のようになっていて、

ハニカム構造というのでしょうか、

これが強さの秘訣で、

なんと、300kgのお尻にも耐えられます、笑。

(ほんとに、耐荷重300kgだそうです)


驚きなのは、紙でできていることだけでなく、

一点、一点が手づくりだということです。

そして、折りたたむと、元の手帳のような形にもどるので、

コンパクトなお出かけ用、

収納に場所をとならい来客用、

にぴったりです。




教会まるごと紙



最後は建築です、しかも大型の。

ステンドグラスがきれいな写真は、ニュージーランドのクライストチャーチにある教会で、

こちらも紙でできています。


もともとは、レンガづくりの立派な教会「クライストチャーチ大聖堂」があったのですが、

2011年2月22日に発生したM6.3の大地震により倒壊してしまいました。

そのための仮設の教会として、

紙でできた教会を日本人建築家の坂茂さんが設計されました。


教会の屋根の部分が紙管でできているのがわかりますね。

坂茂建築設計



このように紙は

幅広い分野、多岐にわたる用途で活躍しています。

マスカラから建築までと書きましたが、

もしかすると、スペースシャトルも紙で再現できて、

今話題の月旅行にいける日がくるかも?!


ケンジでした。


CIY

くうそうをかたちに、時間をともに。

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