作品のオープンデータ化!


No.029 そっと伝えたい、クラフトの秘密

/ お伝えする人:ケンジ /


ケンジです。

おおげさに言うほどではないけれど、

そっと誰かに伝えたくなる、

そんなハンドクラフトやデザインに関わる秘密や不思議を

気ままにお伝えいたします。



オープンデータって何?

最近、「オープンデータ」という言葉を、よく目にしたり、耳にしたりします。

なんとなくは想像がつきます、

「いろんな人に自由につかってもらうためのデータ」という感じかな?くらいの。

そして、デジタルデータが対象で、

私たち、クラフトホリックなアナログ派には、ちょっと関係のない世界みたいなイメージです。


でも、少し違いました!


インターネットの普及で、

デジタルデータを誰もが簡単に入手できる時代になったので、

みんなに役立つデータは、どんどん無料でダウンロードできるようにして、

あたらしいモノやコトが生まれるようにしようというデジタルデータのオープン化の考え方が、主流にあります。


しかし、それに加えて、

アイデアや技術、思想なんかのデジタルではない分野についても、

オープンデータの対象になるようです。


なので、ハンドクラフト作品そのものや、

作品をつくるプロセスも、どうやら対象になりそうです。



もはや止められない流出

確かに、ウェブやSNSでアナログなことも、たくさん行き交っているし、

ダメだけど、パクリも結構ありますよね。。。

少し、前には、東京オリンピックのロゴ問題もありました。


でも、もはやこれは、インターネット普及の性(さが)というか、

どうしようもない副作用のような気がしています。


たとえば、新しいクラフト作品をつくろうと思案している時に、

ウェブで、いろんな作品を見て研究したり、傾向を探ったりします。

そして、いったんウェブから離れて、自分だけの世界でアイデアを紡ぐ作業をします。

「これだ!」とひらめいて、つくってみると

「あれ? さっき検索したアイデアに近いな。。。」


これはパクリなのか?

インスピレーションを得ただけなのか?


もはや、誰にもわからないのですが、

確実に言えることは、一旦、ネット上にアップされたアイデア・技術・思想は、

流出を止められないということです。


クラフト作品のウェブ販売サイトにたくさんの作品が投稿され、販売されていますが、

よく、「デザインの盗用お断り」という投稿者さんの注意書きを目にします。

この場合の、

作品を投稿している側の方のお気持ちもすごくわかりますし、

盗用する意思はなく、そうなってしまう側の人が、少なからずいるような気もしています。

まさに、副作用だと思います。



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

盗用する気があってもなくても、

「盗用している」と捉えられてしまうことって、すごくネガティブなスパイラルですよね。


この負のスパイラルを解消してくれそうなのが、

「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」です。


通常、作品は、

・著作権で完全に保護されているか

・著作権が完全にフリーか

の両極端になりますが、

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、その中間を柔軟に選択できる仕組みになっています。


①作者のクレジット(氏名、タイトルなど)を記載すれば、あとは自由に使ってOK!

②営利目的以外は自由にOK!

③まったく中身を変えずに使うならOK!


など、作者の意図に合わせて、

著作権レベルを設定できるようになっています。

(ライセンスマークの例)



今までは、

著作権を保護しようとすると、

作品の一部保護というのとができず、すべての保護しかできなかったので、

クレジットだけ記載してくれればよいと思っていた作者も、

すべての保護(all rights reserved)と書くしかなかったのです。


そのため、世の中のいろんな作品が著作権の保護対象になって、

作者の意図に反して、他の人が自由に使えない状況が生まれていました。

しかし、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが普及すれば、

活用が許可された部分が、どんどん世の中に、合法的に拡散されていくことになります。


つまり、

みんな許可のある作品活用をする方向にむかうので、

わざわざ著作権が完全に保護された作品を非合法的に使わなくなるという感じです。



オープン時代のクラフト作品

こんなオープンな時代に、

作品をつくる人たちはどのように向き合っていけばいいんだろう??


著作権を保護することで作品を守ってきたのが、これまでの時代でしたが、

作品が活用されて、進化していくこと、活用によって新しい価値がうみだされること、

そのプロセスを含めたすべてが、一つの作品となっていくのかもしれません。


あくまでもケンジの想像でした。

それでは、また来週〜


CIY

くうそうをかたちに、時間をともに。

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