中津ビジネスレビュー vol.1「すいません、ほぼ日の経営。」
No.039 大阪中津のこと
/ お伝えする人:サラ /
こんばんは、サラです。
大阪中津好きな女子であるサラが
なぜかビジネス書籍紹介をするコーナーです。
モットーは、簡単に、
そして女性目線で、
お届けいたします〜
さいしょに結論
言わずと知れた「ほぼ日」サイト。
コピーライターの糸井重里さんが手がける
ウェブサイトで、ほぼ日刊の略です。
ほぼ日刊といいながら、
20年以上、毎日連続更新を記録中!
とのことです。
ほぼ日は、
雑貨販売やイベント、スクールなどを運営しています。
そのビジネスの中身をお伝えしているのが「すいません、ほぼ日の経営。」です。
本書の結論は、
「みんなで考える会社」です、
というのが、私の個人的な感想です。
プロジェクトも、働き方も、株主総会も
ほぼ日を代表するプロジェクトであり、製品である
ほぼ日手帳。
ほぼ日手帳は、
ウェブサイトのコミュニティの方々のための手帳をつくろうとしてはじまったプロジェクトですが、
糸井さんのアイデアを詰め込んだ渾身の作品というわけではないそうです。
スタッフの意見もたくさん反映してるし
もちろん糸井さんの意見も落とし込んでいる。
そして、ファンの方からもオフ会を通じて意見をもらっているそうです。
まさに、みんなのプロジェクトですね。
次に、働き方。
法律上、1日8時間労働で、5日勤務が通常ですが、
ほぼ日は、
7時間労働で、しかも金曜日は、
インディペンデンスデイといって、
通常の仕事はせずに、
一人で考える日を設定されています。
これも、みなさんで話し合われた結果ですが、
なんといってもすごいのが、
8時間から7時間に労働時間を減らしても、
給与はアップできているそうです。
もはや魔法ですね。
働く女性スタッフの割合が高く、
女性の働き方についても盛んに議論がなされているようです、すごい!
最後は株主総会。
実は、ほぼ日はジャスダック市場に上場しています。
なんとなく、「上場」という選択をしなさそうなのがほぼ日のイメージですが、
構想から10年かけて実現したそうです。
上場後の株主総会も、みんなの手づくり、
そんな赤裸々な内容を教えてくれる1冊が本書です。
トップダウンでもボトムアップでもない
「みんなで考える」という行為は、
強力なリーダーシップや、圧倒的なビジネスモデルによる、
トップダウン方式でもなければ、
社員に任せて伸ばす、ボトムアップ方式でもないような気がします。
トップも意見を言うけど、
スタッフも、どんどんアイデアを言って、
組織力を高め合う。
そんな相互作用の効いた会社づくりをめざしているのが、
ほぼ日だと、感じました。
みんなのモチベーションを高め、持続する、
ここちよい方法ですね!
とっても勉強になりました。
サラでした。
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