古書の聖地のすごいしくみ

No.113 そっと伝えたい、クラフトの秘密

/ お伝えする人:ケンジ /


ケンジです。

おおげさに言うほどではないけれど、

そっと誰かに伝えたくなる、

そんなハンドクラフトやデザインに関わる秘密や不思議を

気ままにお伝えいたします。


本日は「たもかく」についてお伝えします。

前々から気になっていた、たもかく、

ちょっと調べてみました。



古本と森を交換するしくみ

福島県南会津郡に只見(ただみ)という町があり、

そこに「たもかく」という会社があります。

たもかくさんは、古本やCDなどを買い取ってくれます。

ただし、現金で買い取るのではなく森の土地と交換してれるんです。

いったい、どういうことなんでしょうか?


只見は、森林が豊かな地域で、

その資源を活かして、木材加工共同組合等が、

木材加工工場を建設し事業を営んでいたのですが、

国産の木材需要の減少等により、赤字が続いていたそうです。


木を切っても儲からない!

それであれば、木を切らずに、

木があるままの森を売ろう!

というアイデアにいたり、

古書やCDを定価の10%で買い取り、

1750円につき只見の森1坪と交換するということを開始しました。


失礼ですが、ド田舎の森を一般の人が買ってどうるんでしょうか?

と思ってしまいますが。。。

そこに、うまい仕組みがあるんです。


森を活用するというよりも、

たくさんの人が本と森を交換することによって、

たくさんの本が集まることがポイントになっています。



いまや蔵書150万冊

古書があつまって、あつまって、

いまや150万冊。

出典:http://michino.jp/travel/1841


これだけ本が集まれば、古書好きが集まります。

そして、もちろん、本を売った人も、

自分の森を見に行こう、本も見よう!という感じで、

只見に人が集まるようになったそう。

地域おこしにもなっているんですね。


うーん、ネットで調べているだけでもすごい!!

もっと詳しく知りたいんで、春になったらいってみたいと思います。

その時は続編を!


ケンジでした。





CIY

くうそうをかたちに、時間をともに。

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